シデコブシ保全、調査 令和1~3年度の活動記録

令和3年10月22日(金) シデコブシ活動

下草刈りの追加を行ないました。9月に整備が終わった通路の半分近くがイノシシに荒らされていたので整備し直しました。

令和3年10月5日(火) シデコブシ活動

下草刈りと除伐を行ないました。

令和3年9月24日(金) シデコブシ活動

A~Dの区画ごとに、昨年記録した新芽の有無と、今年の新芽の調査をしました。

昨年確認した94本中確認できたのが81本、確認できなかったのが13本でした。今年発見の新芽が18本で、昨年分と合わせて99本、5本増えたことになります

令和3年9月23日(木) シデコブシ活動

9月中に新芽調査を行いたいので、金曜日の活動の前の日に2人がシデコブシ自生地へ行き、A区画の通路の整備を行い、通路整備が終了しました。

[西側]           [東側]

令和3年9月10日(金) シデコブシ活動

今まで通路のなかったA区画は、西側の端からと東側の端から斜面の中央に向かう通路を作ることにして両端から作り始めました。西側は斜面が急なので階段を作り、東側はそれほどでもないので横木を並べるだけとしました。

令和3年8月27日(金) シデコブシ活動

B区画の入り口から区画の奥までの通路の整備が終わりました。丸太を並べた通路は、(麻袋に砂利を入れた)土嚢を上に敷いたことによって安定した歩きやすい通路になりました。

令和3年8月24日(火) シデコブシ活動

C区画とD区画の通路を整備しました。主に沢の南側の木を除伐して通路に使用しています。

令和3年7月9日(金) シデコブシ活動

 B区画からD区画の通路の整備をしました。D区画のルートは前回やりかけた沢伝いのルートを見直して、斜面の下側を回って自生地の一番端側を上るルートに変更しました。D区画全体の除伐が終わりました。

[B区画の通路の整備]         [D区画の除伐]

令和3年6月25日(金) シデコブシ活動

  B、C区画の通路は従来のルートを整備することにして、小さな沢には水の流れを妨げないよう橋を架けることにしました。

令和3年6月18日(金) シデコブシ活動

 通路の整備に着手しました。自生地内の除伐で通路用の木を確保しながらの作業です。進入路の古い橋は、アルミ足場に鉄パイプの手すりを付けた渡りやすい橋に架け替えました。通路横の斜面で新芽(実生?)3本が見つかりました。

[通路の整備]         [古い橋]       [新しい橋]     [新芽]

令和3年6月8日(火) シデコブシ活動

シデコブシ自生地へ通路整備用の杭100本を搬入しました。

昨年の個体番号付け用の杭200本の搬入は2日がかりの作業でしたが、今回は昨年よりは短い杭を半数の100本ということで1日で終わらせることができました。

令和3年4月9日(金) シデコブシ活動

 シデコブシ自生地への進入路と自生地内の通路の整備を行いました。

 

[進入路整備]            [自生地への階段作り]     [自生地内通路整備]

A区画にイノシシが侵入した跡があり、新芽の根が1m近く掘り起こされていました。自生地内まで侵入したのは初めてです。

令和3年4月1日(木) シデコブシ開花調査

 シデコブシの開花調査をしました。成木のA~Dの区画ごとの番号札と照合しての調査です。4区画とも約90パーセントの木で花または蕾がみられました。

 

 

シデコブシの花被片は、9-30個くらいといわれています。花被片の多い花の、花被片を数えました。今回最多は25個でした。

シデコブシの保全・調査活動は、2020年度と2021年度の「花王・みんなの森づくり活動助成」を受けています。

令和3年3月16日(火) シデコブシ自生地視察

シデコブシ自生地を愛知県文化財保護審議会委員 愛知教育大学渡邊教授が視察されました。

1月の愛知県緑化センターでの「シデコブシ群落の再生」の講演に参加された愛知県環境局環境政策部自然環境課 生物多様保全グループ山内技術士と同グループの石原課長補佐が、シデコブシ自生地を天然記念物に指定できないかと、渡邊教授に視察依頼されました。

渡邊教授の話(1)

シデコブシは環境が整っていれば生き残れるので、国、県の天然記念物の指定が必要なほど絶滅の危惧はない。天然記念物の指定をきぼうするなら春日井市の天然記念物として申請を。

渡邊教授の話(2)

①根を掘ると木を痛めるのでやらないほうがいい。

②シデコブシは鳥が種を運んで増えていくので、自分の群落で発芽することはない。

③西尾町の自生地も4,50年でなくなってしまう。

④どんな鳥が種を運んでいるのかはまだ知られていないので、観察したらどうか。

⑤各地のシデコブシのDNA解析を行っているので、西尾町自生地のDNAも解析してみる。

令和3年2月27日(土) 「花 王 ・みんなの森 づ く り活 動」活動報告会

'2019 年度「花 王 ・みんなの森 づ く り活 動」の支援を受けた20 団体の活動報告会が開催されました。

みどりのまちづくりグループの「シデコブシの保全・調査活動」に対して2019,20年度の2年間の助成金受領が決定しています。報告会はリモート形式で午前と午後の2グループに分けて行われました。

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R03_0227_シデコブシの調査・保全.pptx
Microsoft Power Point プレゼンテーション 3.1 MB
令和3年1月22日(金) 愛知県緑化センターで「シデコブシ群落の再生」について講演

愛知県緑化センターの緑化研修として「シデコブシ群落の再生について語る」と題した講演を行ないました(講師は高橋前代表、境副代表)。

講演内容は①東海地方固有の植物で準絶滅危惧種のシデコブシの現状②春日井市西尾町のシデコブシ自生地の保護・調査活動開始から現在までの再生の状況③毎年の開花状況や新芽の発生状況の調査等についてです。

受講者を絞り、しっかりとコロナウィルス感染症対策(密回避、換気、消毒)を行なって開催されました。

たまたま受講者された愛知県の生物多様性グループ(*)の方から、同じ課の生物多様保全グループに天然記念物への登録について相談してはどうかとの提案がありました。今後、天然記念物登録申請と保全活動を継続するための組織作りを計画しています。 *環境局環境政策部自然環境課

令和2年11月20日(金) シデコブシ活動のヒアリング

シデコブシ保全・調査は今年から2年間『花王・みんなの森づくり活動助成』を受けます。

(公財)都市緑化機構の小松さんがヒアリングに見えたので、小雨の降る中、まずシデコブシ自生地とみろくの森の間伐地を案内しました。

その後少年自然の家で、小松さんとリモート参加の花王の青山さん(*)にみどりのまちづくりグループの3人(高橋、長瀬、境)がシデコブシ活動の他、グループ発足から活動拡大の経緯、現在の活動状況、各人の入会の動機等々の説明をしました。

(*)花王株式会社 コーポレートコミュニケーション部門広報部 兼 社会貢献部課長 青山 佳樹 様

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R02_1120_ヒアリング.pdf
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令和2年11月13(金) シデコブシ活動

シデコブシの成木に区画別の個体番号札195枚を取り付けました(Aゾーン:60枚、Bゾーン;60枚Cゾーン:55枚Dゾーン:20枚)。

昨年、メンバーの一人が作成した簡易的な区画別番号札を付けましたが、今年、「花王・みんなの森づくり活動」の助成を受け耐久性のある番号札にすることができました。

令和2年11月10日(火) シデコブシ活動

シデコブシ自生地で、通路の整備をしました。

令和2年9月8日(火) シデコブシ活動

シデコブシ自生地で、下草刈りと自生地の奥からの流れに沿った両岸の除伐と繁殖種類の調査をしました。シデコブシ保全・調査は今年から2年間『花王・みんなの森づくり活動助成』の対象に選定されました。活動現場用の横断幕が送られてきたので、全員で記念撮影をしました。

令和2年8月21日(金) シデコブシ活動

みどりの森活動と同じ日に、シデコブシの地下茎の調査をしました。この日調査した12本も全部実生でした。

令和2年8月18日(火) シデコブシ活動

シデコブシ自生地で、除伐、下刈り、地下茎の調査、それと実生の個体№表示杭打ち込みをしました。

シデコブシの再生状況を正確に記録するために、新しい地上茎が無性繁殖か有性繁殖(実生)かを調べることにしました。予備調査3本はですべて実生でした。この日調査した5本も全て実生で、内1本は実生の根の先からの発芽でした。

今年度から、成木、実生とも区画別の個体ナンバーで管理することにしました。実生に区画別の個体ナンバーを付けるため、仮の表示杭を打ち込みました。前年までの確認本数より2,30本少なかったので、次回以降も実生探しを続けます。

なお、今年度と来年度のシデコブシの保全・調査活動は「花王・みんなの森づくり活動」の助成を頂いています。〔今年度の助成金で購入した刈払い機と杭〕

令和2年8月11日(火) シデコブシ活動

7日に搬入の終わった杭を実生の横に打ち込み、杭に個体ナンバー表示札を取り付けました。

令和2年8月7日(金) シデコブシ用杭搬入

 

前回の続きの作業で、杭200本のシデコブシ自生地への搬入が終わりました。

令和2年8月4日(火) シデコブシ用杭搬入

シデコブシの新しい地上茎に個体番号を付けるための杭200本を、シデコブシ自生地に搬入する作業をしました。隣接するゴルフ場のご厚意でゴルフ場の端をショートカットに利用できました。16時からの作業でしたが暑さが厳しいため、この日は中間点まで運んで終了しました。

令和2年4月1日(水) シデコブシ開花調査

成木に取付けた個体番号毎に開花の状況を調査をしました。

成木の番号札をA~Dの区画ごとの番号札に付け替えて初めての調査です。成木は1区画50本程度ですが、区画別に変えても全部の札を探すのには苦労しました。

4区画とも約80パーセントの木で花または蕾がみられました。

令和元年10月25日(金)  シデコブシ番号札付け

調査のための番号札を区画ごとに付け替えました。

まず、9月17日に区画の境界に疎込んだ杭に従って紐で区画分けをしました。(杭には区画が分かりやすいように表示札を追加。)
区画別の番号札は、来年度に耐久性のある材料で作る予定で、今回はメンバーの一人が作成した簡易的な区画別番号札を付けました。

令和元年9月24日(火) シデコブシ下刈り・除伐と番号札付け替え準備

17日に続き下草刈りをしました。現行の成木の番号札もほぼ回収しました。この日は癒しの花壇作りのメンバーが見学にやって来ました。

令和元年9月17日(火) シデコブシ下刈り・除伐と番号札付け替え準備

草がとても茂っていて1回では下草刈りが終わりません。9月にもう1度下草刈りを行います。
調査のための番号札を区画ごとに付け替えるため、区画の境界杭を打ち直し、現行の成木の番号札を回収しました。

令和元年4月2日(火) シデコブシ開花調査

 成木に取付けた個体番号毎に開花の状況を調査。開花時期は例年と同じくらいで約9割の成木で開花していました。